広島大学 蔦岡孝則 教授 ご逝去(2019年02月28日)
広島大学自立型研究拠点「キラル国際研究拠点」およびJSPS 先端拠点形成事業メンバーの広島大学 蔦岡孝則教授におかれましては、平成31 年2月28 日にご逝去されました。
蔦岡先生は、ロシア側拠点のウラル連邦大学のNikolai Baranov先生とともに、主にアーク法を用いた複雑系磁性体の結晶育成を精力的に研究し、キラル磁気構造をもつと思われる磁性体を数多く作り出された方でした。緻密に研究を進める研究者で、もう少しでキラル磁気構造の証明が完成しそうな状況での道半ばのご逝去でした。最近の雑用の洪水で、お互いに研究時間が足りないね、と言い合っていたものでした。悲しく、残念なことです。
蔦岡孝則先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
キラル国際研究拠点(CResCent)拠点長および
-日本学術振興会 研究拠点形成事業(Core-to-Core) A. 先端拠点形成型-「スピンキラリティを軸にした先端材料コンソーシアム」日本側リーダー
井上克也